エンジンを効率よく動かすためにエンジンオイルは欠かせません。またエンジンオイルは定期的に交換が必要です。どのくらいの時間がかかるか気になる方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、オイル交換にかかる時間をご紹介します。交換のタイミングやメリットも説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

オイル交換にかかる時間

業者で交換する際にかかる時間は、オイル交換のみの場合20〜30分程度です。フィルター交換も行う場合は30〜40分ほどかかるでしょう。業者に依頼すると最適なエンジンオイルやオイルフィルターを選んでくれます。古いエンジンオイルの処理もしてくれるため、準備や後片付けなどの手間もかかりません。

オイル交換のタイミング

オイル交換のタイミングについてご紹介します。

使用期間と走行距離

オイル交換は、前回の交換から3か月～6か月経過した時、または3,000km～5,000km走行するごとに交換するのがおすすめです。10,000km以上走行する方や車検の時に交換する方もいます。しかし、エンジンへの負荷を考えるのであれば、5,000km以内または半年以内に交換しましょう。

走行距離が少ない場合もオイルは劣化します。6か月以上経過しても使い続けた場合、性能が低下してさまざまなリスクが発生する可能性もあります。

使用状況

車の使用状況によってエンジンオイルの劣化度合いは変わります。たとえば高速道路での走行や、走行距離が短い場合、エンジンへの負荷も大きくなるでしょう。そのためオイルの劣化も早まり、早めに効果しなければなりません。

また勾配が急な坂道走行や、停止と発進の繰り返しが多い場合も注意が必要です。
日頃の走行状況を考慮して交換時期を判断しましょう。

オイル交換の価格

オイル交換の価格についてご紹介します。

ディーラー

オイル交換の費用はエンジンオイルの種類によって異なりますが、相場は3,000円~10,000円くらいです。総排気量によって価格を設定しているディーラーもあります。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでオイル交換をする場合、相場は2,000円~4,000円です。自社製造のオイルを扱っていることもあります。性能や費用を比較して選びましょう。

カー用品店

カー用品店でオイル交換する場合の費用は、約2,000円~7,000円です。ポイントカードの会員は割引価格で行える場合もあります。オイル交換を安く済ませたい方におすすめです。

オイル交換の必要性

オイル交換の必要性についてご紹介します。

潤滑作用

エンジンオイルは潤滑油としての役割があります。エンジンに使われているパーツを円滑に動かすために欠かせません。パーツがスムーズに動くと摩擦を防げるため、故障のリスクも減らせるでしょう。

冷却作用

オーバーヒートを防ぐためには冷却が必要です。エンジンオイルはエンジン内を循環しており、高温になる部分から熱を吸収してオイルパンに戻る役割があります。エンジンオイルが劣化していると熱をうまく吸収できないこともあるでしょう。そのため定期的にエンジンオイルの交換を行い、冷却性能を維持することが重要です。

密封作用

エンジンオイルは、ピストン部分の隙間をふさぐ役割もあります。隙間があるとエネルギーが外部に漏れて、パワーが得られません。しかしエンジンオイル交換することで、適切な粘度を保てます。

清浄作用

エンジンを稼働させてガソリンが燃焼すると、スラッジという汚れが蓄積してきます。エンジンオイルの清浄効果によって車のパフォーマンスを維持できるといえるでしょう。スラッジやその他の細かい汚れを吸着すると、エンジンオイルが黒く変色していきます。定期的にエンジンオイルの汚れを確認することが重要です。

防錆作用

エンジン内部は高温になるため、外部との温度差によって結露が発生します。金属のパーツに水分が付着すると錆びの原因となり、エンジンの性能が低下する可能性もあります。

エンジンオイルによって油膜を張ることで水分と酸素の結合を防げるため、錆の発生を防げるでしょう。古いエンジンオイルは油膜が薄くなり、防錆作も低下するため注意が必要です。

まとめ