2024年09月20日

オイル交換は一年に何回すればいい?オイル交換時期の目安について解説

オイル交換は一年に何回すればいい?オイル交換時期の目安について解説

車を所有している人は誰しも、安全に走行するために定期的なメンテナンスをしているはずです。そのメンテナンスの一つが、オイル交換ではないでしょうか。定期的におこなうべきオイル交換ですが、ガソリンスタンドやディーラーなどですすめられる交換時期が異なったり、さまざまな情報がありすぎたりで、実際一年に何回オイル交換すればいいのかわからないものです。そこで今回は、オイル交換時期の目安について、お話ししていきましょう。

エンジンオイルを交換しないとどうなる?

定期的にエンジンオイルを交換しないといけませんが、そもそも交換しないとどのような不都合が起こるのでしょうか。

燃費の低下

エンジンオイルを交換しないと、徐々に劣化や汚れが見られるようになります。すると摩擦抵抗が増え、密封作用も低下が起こり、エンジンの効果が低下してしまいかねません。すると、必然的に燃費の低下につながってしまうのです。

エンジンの異音・騒音

エンジンオイルに潤滑作用・密封作用があることで、エンジンはスムーズに動きます。ところがエンジンオイルが古くなると、スムーズに動かなくなってしまいます。摩擦が増えてしまうと、エンジンから騒音や異音のしてしまうことになりかねません。

エンジンの故障

エンジンオイルをまったく交換しないままでいると、最悪の場合にはエンジンが焼きつき、故障の原因になりかねません。修理するにはエンジンを交換しなければならなくなり、高額な費用の発生する恐れがあります。

オイル交換時期の目安とは?

エンジンオイルを交換しないとさまざまな不都合が起こってしまうので、定期的なオイル交換が必要です。それでは具体的に、オイル交換時期の目安はあるのでしょうか。

オイル交換時期の目安となる期間は?

一般的に、オイル交換時期の目安となる期間は、「一年に一回」といわれています。

オイル交換時期の目安となる走行距離は?

一般的に、オイル交換時期の目安となる走行距離は、「1万5,000km走行したら」といわれています。一年に一回が目安でもあるものの、一年経つ前に走行距離が1万5,000kmに達した場合には、オイル交換した方がいいとされています。

オイル交換時期の見極め方とは?

一般的にオイル交換時期は、「一年に一回」または「1万5,000km走行したら」といわれています。ところがこれはあくまで一般的な例であり、次のような個々の使用状況などの違いによって、オイル交換時期を見極めなければなりません。

軽自動車やコンパクトカーは?

軽自動車やコンパクトカーのエンジンは、高速回転・高負荷になりやすいので、一般的な目安の時期より早めの交換がおすすめです。具体的には、「半年に一回」または「4,000kmに一回」程度だといわれています。

山道の走行が多ければ?

山道や悪路の運転が多い場合も、オイル交換の時期については注意しましょう。坂道や凹凸の激しい道の走行が多いと、エンジンに多くの負荷を与えることになります。そのため、目安の交換時期より早めの交換を心掛けた方がいいでしょう。

「ちょい乗り」が多いなら?

普段車をスーパーへの往復程度の短距離しか走行しないような、「ちょい乗り」を繰り返す車の場合、それほど車を酷使していないから、オイル交換も間隔をあけておこなえばいいように思う人も多いかもしれません。ところが、実はそのような「ちょい乗り」をする車ほど、こまめなオイル交換が必要なのはご存知でしょうか。

通常、ガソリンを燃焼する過程で水分が発生するものの、しばらく走行すればエンジンがあたたまって蒸発します。ところが短距離走行を繰り返すだけでは、エンジンは十分にあたたまらず、水分は蒸発しきらず残ってしまいます。がエンジンオイルにその水分が混ざってしまうと、エンジンオイルの劣化は早まってしまうでしょう。

「取扱説明書」をチェック

一年に一回または1万5,000kmに一回がオイル交換の目安とされているものの、使用状況や車の種類などにより交換時期は異なります。車両付属の「取扱説明書」を確認すると、その車のオイル交換について目安が記載されているはずです。一度確認してみるといいでしょう。

ディーゼル車の場合は?

ディーゼルエンジン車は、圧縮比が高く燃料の燃えかすも多く発生するため、エンジン内部の環境がガソリンエンジン車より厳しいものになりがちです。また、ディーゼルエンジン車は、燃料に硫黄成分が含まれるので、エンジンオイルも汚れやすいのです。そのたえガソリンエンジン車と比べて早い時期にオイル交換した方がいいでしょう。

まとめ

エンジンオイルは、「車の心臓」ともいえる重要なパーツであるエンジンを、正常に動かすために欠かせません。エンジンオイルは劣化していくため、定期的な交換が必要になります。一般的な交換の目安は「一年に一回または走行距離1万5,000kmに一回」ではあるものの、車種や運転状況などによって目安より早めた方がいいケースも多々あります。心配な場合には、点検してもらうといいいでしょう。

「有限会社アルプスステーション」では、オイル交換を承っております。エンジンオイルの状態を点検し、プロの目から見た交換時期をお伝えすることも可能です。オイル交換をご希望の方、交換時期を知りたい方はぜひお気軽にお声がけください。